竹崎浦(読み)たけざきうら

日本歴史地名大系 「竹崎浦」の解説

竹崎浦
たけざきうら

[現在地名]下関市竹崎町一―二丁目の各全域、および竹崎町三丁目・長門町ながとまちの各一部

現下関市の南西部にあたる。東は豊前田ぶぜんだ、北は長崎ながさき村と接し、南と西は小瀬戸こせとを挟んでひこ島に対する海岸の村。清末藩領。

文明一三年(一四八一)六月の「一宮御神事年中記録注進案写」(長門一宮住吉神社文書)に「同月中以吉日、赤間関竹崎浦同所海和布苅、為当社年中御供御菜納之、号瀬祭所課在之」とみえる。

慶長一五年(一六一〇)検地帳に「竹崎」と記され、伊崎いざきと合石で記載される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android