竹田の芝居(読み)たけだのしばい

精選版 日本国語大辞典 「竹田の芝居」の意味・読み・例文・類語

たけだ【竹田】 の 芝居(しばい)

  1. 江戸時代、大坂道頓堀、太佐衛門橋南詰東入ル浜側に創設されたからくり人形芝居。寛文二年(一六六二竹田近江が開場したもので、からくり専門の芝居としては日本最古のもの。人形、屋台道具の類が、機械仕掛けで動くようにした見せ物。のち類焼で移転し、小芝居歌舞伎となったが、劇場は明治九年(一八七六)まで存続した。竹田の座。竹田のからくり。竹田の細工

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android