舁き入れる(読み)カキイレル

デジタル大辞泉 「舁き入れる」の意味・読み・例文・類語

かき‐い・れる【×舁き入れる】

[動ラ下一][文]かきい・る[ラ下二]かついで中に運ぶ。
遺体をば、僧たち寺に―・れぬ」〈鴎外訳・即興詩人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「舁き入れる」の意味・読み・例文・類語

かき‐い・れる【舁入】

  1. 〘 他動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]かきい・る 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 かついで中へ入れる。かつぎ入れる。
    1. [初出の実例]「其の唐樻をば女ぞ掻入れて置ける」(出典:今昔物語集(1120頃か)二九)
    2. 「輿をば道の傍(かたはら)なる小家に舁(カキ)入させて」(出典太平記(14C後)二一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android