芝御霊屋御掃除屋敷代地(読み)しばおたまやおそうじやしきだいち

日本歴史地名大系 「芝御霊屋御掃除屋敷代地」の解説

芝御霊屋御掃除屋敷代地
しばおたまやおそうじやしきだいち

[現在地名]港区東麻布ひがしあざぶ一丁目

新堀しんぼり(古川)岸の往還北側にある片側町。東が芝永井しばながい町代地、西が赤羽円明院あかばねえんみよういん門前・同寺境内、北が飯倉いいぐら町五丁目。寛永九年(一六三二)掃除役となった中村文次の先祖が同一〇年にきし町の脇で一五〇坪を受けた。宝永六年(一七〇九)御用地に召上げられて渋谷こうがい橋に代地を受け、渋谷御掃除しぶやおそうじ町と唱えて同長谷寺ちようこくじ門前名主の支配となった。元地の八一坪は正徳三年(一七一三)に御用地となり、金地こんち院の西に代地を受けて町人を置きたい旨寺社奉行に願出て許され、延享三年(一七四六)町方支配となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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