藤和村(読み)ふじわむら

日本歴史地名大系 「藤和村」の解説

藤和村
ふじわむら

[現在地名]和田山町藤和

おく村より七曲りの山路を登ると藤和峠に至る。それを越えてさらに進むと三方を山に囲まれた藤和の集落があり、かくれ里とよぶにふさわしい。川は養父やぶはた(現養父町)に流れ、所属する郡も養父郡朝来郡を二転三転した。弘安八年(一二八五)の但馬国太田文には、養父石禾上いさわかみ(土田郷)の一部に「藤和谷地頭職 石禾田尼蓮阿御家人」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android