赤貝馬(読み)あかがいうま

精選版 日本国語大辞典 「赤貝馬」の意味・読み・例文・類語

あかがい‐うまあかがひ‥【赤貝馬】

  1. 〘 名詞 〙 玩具一つ。二個の赤貝の殻に穴をあけて長い紐を通し、足をその貝殻に乗せ、紐を両手に持ちながら馬の手綱をとるような身振りをして乗り歩くもの。また、その遊び。馬貝
    1. [初出の実例]「真紅手綱のこぶさ小綱をこがらまいた。サア赤貝馬のしゃんしゃんしゃん」(出典:常磐津・蜘蛛糸梓弦(仙台浄瑠璃)(1765))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android