通草木葉(読み)あけびこのは

精選版 日本国語大辞典 「通草木葉」の意味・読み・例文・類語

あけび‐このは【通草木葉】

  1. 〘 名詞 〙 ヤガ科のガ。前ばねは形、色ともに枯葉に似、保護色の好例とされる。後ろばねは橙黄色に黒い紋が二個ずつある。はね開張約一〇センチメートル。日本全土から中国、インドに至るまで広く分布する。七~九月に現われ、夜間リンゴミカンなどの果汁を吸い、被害を与える。幼虫はイモムシ形で、暗褐色の地に眼状の紋があり、主にアケビの葉を食べる。あけびちょう。あけびこのはが。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「通草木葉」の解説

通草木葉 (アケビコノハ)

学名Adris tyrannus
動物。ヤガ科のガ

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android