鬼原村(読み)おにばらむら

日本歴史地名大系 「鬼原村」の解説

鬼原村
おにばらむら

[現在地名]玉川町鬼原

蒼社そうじや川に臨む段丘上の村。東と北は畑寺はたでら村、南は鈍川にぶかわ村に接する。蒼社川と玉川の合流点にあたり、西は蒼社川を挟んで長谷ながたに村に相対する。

慶安元禄・天保いずれの郷帳にも村名は記載されていない。貞享元年(一六八四)の今治藩御改革領内調書に「鬼原村郷村帳ノ外、古高長谷村ノ内」とあり、元禄六年(一六九三)の野取帳にも「長谷村之内鬼原村」とあるので、長谷村からの分村と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android