一銭蒸汽(読み)いっせんじょうき

精選版 日本国語大辞典 「一銭蒸汽」の意味・読み・例文・類語

いっせん‐じょうき【一銭蒸汽】

  1. 〘 名詞 〙 東京隅田川を定期航行した小型客船。明治一八年(一八八五)四月一日から吾妻橋、永代橋間を航行した。七か所の停船場を設け、これを七区とし、一区間の乗船料を一銭と定めたのを始めとする。料金改定後も、俗称としてこの名称が残った。ポンポン蒸気とも呼ばれた。
    1. [初出の実例]「一銭蒸気(センジョウキ)の隅田川丸も休業するに至りたり」(出典風俗画報‐一二四号(1896)荒川筋の浸水)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む