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3Dスキャナー スリーディースキャナー

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

3Dスキャナー
すりーでぃーすきゃなー

立体物から、3D(三次元)のデジタルデータをつくるための装置。三次元スキャナーともいう。一般的な二次元スキャナーが計測する水平・垂直の2方向の情報に、高さに関する情報を加えることで、立体物のデータとして扱えるようにする。このデータは360度回転させることができるため、あらゆる方向から見た状態を再現できるなどの利点がある。接触式と非接触式に大別することができる。
 接触式は、装置の中に入れた対象物にセンサーが触れて、三次元の座標データをスキャン(走査)していく。非接触式よりも精度は高いが、スキャンできる対象物のサイズは装置の大きさに依存し、触れると変形しやすいやわらかい対象物には不向き、スキャニングに時間がかかるなどの制約がある。
 一方、現在の主流である非接触式は、おもに光(電磁波)を使うもので、レーザーなどを対象物に照射してその反射光を解析し、3Dデータに変換する。
 3Dスキャナーは技術的に大きな飛躍をみせており、製品開発やパッケージデザインの作成、部品検査、人体計測などでの医療への利用、文化財の保全・修復などに利用されている。また、3Dプリンターで立体物を出力する際に、その元になるデータをつくる装置としても注目されている。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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