5-ウラシル(読み)ヒドロキシメチルウラシル

化学辞典 第2版 「5-ウラシル」の解説

5-(ヒドロキシメチル)ウラシル
ヒドロキシメチルウラシル
5-(hydroxymethyl)uracil

C5H6N2O3(142.11).ウラシルホルムアルデヒドを付加させると得られる.分解点260~300 ℃.λmax 261 nm(ε 8×103,pH 7).枯草菌に感染するファージ ψeDNAでは,チミンのすべてがこの塩基で置換されている.異常に高い浮遊密度(1.742 g cm-3)と低い融解温度(77.5 ℃)の原因物質であるとみられている.[CAS 4433-40-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む