ASEAN憲章(読み)ASEANけんしょう/あせあんけんしょう(その他表記)ASEAN Charter

知恵蔵 「ASEAN憲章」の解説

ASEAN憲章

ASEAN(東南アジア諸国連合)の最高規範であり根拠条約とするべく、2007年11月にシンガポールで加盟10カ国の首脳によって署名された。加盟国の国家主権内政不干渉などの原則は維持しながら、人権や自由化を監視する人権機構や紛争解決を最終的に首脳に委ねる仕組みを設けた。この憲章発効すれば、ASEANは欧州連合(EU)のような国際法上の法人格を初めて取得することになる。各国は08年度中の発効を目指して批准手続きを進める。しかし、ミャンマーの民主化問題をめぐっては各国の対応が異なり、難航が予想される。

(片山裕 神戸大学教授 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む