CLO

共同通信ニュース用語解説 「CLO」の解説

CLO(ローン担保証券)

格付けの低い企業への融資をまとめて証券化した金融商品。財務状況などに問題のある企業に高い金利で融資している金融機関複数債権一つ商品に組み合わせて販売する。ローン資産はそのままでは市場性が低いが、証券化することで売買しやすくなるメリットがある。数種類の格付けがあり、投資家リスク許容度に応じて商品を選べる。

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知恵蔵 「CLO」の解説

CLO

金融機関等が保有するローンや社債などを特定目的会社(SPC)や信託などを利用して流動化・証券化する仕組み、またはその際に発行される証券のこと。流動化・証券化の対象となるのが、ローンである場合をCLO(ローン担保証券)、社債である場合をCBO(社債担保証券)と呼ぶ。CLO/CBOの具体的な仕組みは、まず特定目的会社や信託などを設定し、そこに金融機関等が保有するローンや社債などを売却。その特定目的会社や信託などが、出資証券受益証券の形で小口化して販売することとなる。また、金融機関等との間で、対象となるローンや社債などのリスクを保証するクレジット・デリバティブ契約を結ぶ場合もある(シンセティックCLO/CBO)。この場合は、ローンや社債などが直接売却される訳ではないが、債務者が破綻などした場合に、あらかじめ契約に基づいて定められた支払金を金融機関等が受け取ることができる仕組みであるため、実質的にローンや社債などが売却されたのと同様の経済的効果が期待できる。

(吉川満 (株)大和総研常務理事 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

人事労務用語辞典 「CLO」の解説

CLO

Chief Lerning Officer。企業における「最高教育責任者」「最高人材育成責任者」です。
(2006/8/7掲載)

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のCLOの言及

【室内気候】より

…また,静座しているときより,運動や重労働をしているときには,人体の新陳代謝による発熱量は多くなるので,同じ着衣なら気温は低めでよく,逆に同じ気温なら薄着が適することになる。 着衣量を表すのにクロ(Clo)という衣服の熱抵抗の単位がある。下着とワイシャツに背広を着た状態を基準として,これを1Cloといい,これは0.155W/(m2・K)の熱抵抗に相当する。…

※「CLO」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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