DECCA(読み)デッカ

百科事典マイペディア 「DECCA」の意味・わかりやすい解説

DECCA【デッカ】

双曲線航法方式一つで,約100kHzの長波を用いる。船舶の港湾内航行やヘリコプターの精密航法などに最も適する。第2次大戦中に英国で開発された。
→関連項目電子兵器電波航法電波標識LORAN

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世界大百科事典(旧版)内のDECCAの言及

【電波航法】より

…双曲線航法を測定する信号特性別に分類すると,時間差測定方式と位相差測定方式に分類される。前者には約2MHzの中波を用いるロランAおよび約100kHzの長波を用いるロランCがあり(ロランLORANはlong range navigationの略),後者には約100kHzの長波を用いるデッカDecca,約10kHzの超長波を用いるオメガがある。これらは船舶のみならず航空機でも利用されるが,航空機の場合,オメガを用いた航法をオメガ航法と呼ぶことがある。…

※「DECCA」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」