MAPキナーゼ

栄養・生化学辞典 「MAPキナーゼ」の解説

MAPキナーゼ

 MAPKと略しERKともいう.静止期におかれた細胞を突然変異誘発物質で処理すると活性化されるタンパク質キナーゼで,セリン-トレオニンキナーゼ一つ.細胞内の信号伝達系の構成因子の一つ.MAPキナーゼキナーゼによってリン酸エステル化され活性化される.この酵素が活性化される条件では,静止期にある細胞は分裂を開始する.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

化学辞典 第2版 「MAPキナーゼ」の解説

MAPキナーゼ
エムエーピーキナーゼ
MAP kinase, mitogen-activated protein kinase

[同義異語]MAP(マップ)キナーゼ

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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