核拡散防止条約(NPT) 核兵器保有国が増えないよう、米国と当時のソ連を中心とした交渉の末、1970年に発効した多国間条約。米国とロシア、中国、英国、フランスのみに核保有を認め、保有国には核軍縮義務を課した。非保有国には、国際原子力機関(IAEA)との保障措置(査察)協定締結を前提に「原子力平和利用」の権利を保証。北朝鮮は85年にNPT加盟、92年の米朝高官協議を経てIAEAと協定を結ぶが、93年に脱退を宣言。その後IAEA査察を受け入れるが、2003年に脱退を再表明し危機が再燃した。
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…核拡散防止条約とも呼ばれる。正式には〈核兵器の不拡散に関する条約Treaty on the Non‐Proliferation of Nuclear Weapons〉といい,NPTと略称される。核兵器国(核兵器保有国)が非核兵器国(核兵器非保有国)に核兵器とその材料,技術などを提供・援助することを禁じ,非核兵器国が核兵器を開発,製造,保有せず,また核兵器国からそのための支援を受けることを防止しようとした条約。…
※「NPT」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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