20世紀西洋人名事典 「S.レイ」の解説
S. レイ
Satyajit Ray
1921.5.2 - 1992.4.23
インドの映画監督。
カルカッタ生まれ。
絵画を学んだのち、広告会社のアート・ディレクターを経て、映画監督となる。1955年「大地のうた」がカンヌ国際映画祭のヒューマン・ドキュメント賞をはじめとする12の賞を受賞。’56年発表の「大河のうた」が’57年ベネチア国際映画祭グラン・プリ、’63年「大都会」が’64年ベルリン国際映画祭でグラン・プリを受賞するなど、次々と国際映画祭の賞をさらった。インド映画界最高の巨匠とみなされる。ほかの作品に「大樹のうた」(’58年)、「チャルラータ」(’64年)、「ライバル」(’71年)、「チェスをする人」(’77年)など。著書に「われらの映画、かれらの映画」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報