日本大百科全書(ニッポニカ) 「Surface」の意味・わかりやすい解説
Surface
さーふぇす
アメリカのマイクロソフト社の純正タブレット型端末。コンピュータ・ソフトウェア会社であるマイクロソフト社がハードウェアまで自社開発したWindows(ウィンドウズ) OS搭載デバイスである。
モデルとしては、OSがWindows 8 Proの「Surface Pro」とWindows RTの「Surface RT」がある。発売は「Surface RT」が先行し、アメリカなどの海外では2012年10月、日本では2013年(平成25)3月にスタートした。「Surface Pro」は海外では2013年2月、日本では同年6月に販売を開始している。仕様は、ボディーはマグネシウム合金を使用、タッチ操作対応のディスプレーは10.6インチである。タブレット型の本体には、背面に収納できる一体型のスタンドがついており、斜めに立てかけて使うことができる。また、別売りのアクセサリーとして、感圧式のキーボードと保護カバーの機能を兼ねた防滴仕様のタッチカバーと、薄型ながら打鍵(だけん)感のあるキーを採用したタイプカバーが用意されており、それらを取り付けることで従来のノートパソコンと同じように使うことができる。
iOS搭載のiPadや、Android搭載のタブレット型端末などと競合する商品で、フルサイズのUSB端子やmicroSDXCメモリカード・スロットなどを装備しており、外部機器の拡張性は従来のノートパソコンに近い。通信機能はWi-Fiを使用。マイクロソフト社は、モバイル環境でOfficeアプリを実行したり、HDムービーを再生したり、ネットワークを利用するなど、仕事と遊びの両方で使えるデバイスと位置づけている。
[編集部]