W(読み)だぶりゅー

日本大百科全書(ニッポニカ) 「W」の意味・わかりやすい解説

W
だぶりゅー

英語アルファベットの第23字。w音はセム文字ではwawで表され、ギリシア文字ではディガンマ()とウプシロン(υ)となった。

 ウプシロンが発達してUがつくられたが、中世初期のラテン語では、UとVは母音子音区別なく用いられ、11世紀になって、UとVが続く場合と、Uが2個続く場合とを区別するためにWがつくられた。Wの名称は、「二重のU」(ダブルのユー)からきている。化学ではタングステン元素記号であり、物理では仕事を、電気ではワットを表す記号である。方位では西を表す略号であり、カレンダーでは水曜日を表す略号にもなっている。

[斎藤公一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

知恵蔵 「W」の解説

W

「ワット」のページをご覧ください。


(w

「(藁」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android