X線散漫散乱(読み)エックスセンサンマンサンラン

  • X-ray diffuse scattering

化学辞典 第2版の解説

ブラッグの条件式に従って回折されたX線波は鋭い方向性をもつが,そのほかにややぼけた散乱が観測されることがある.これを散漫散乱という.これは理論的にO.H. Faxén,I. Wallerにより予想された.散漫散乱は結晶格子の乱れに由来するものであって,格子の熱振動,結晶内の分子や原子団の運動,合金にしばしば見いだされる原子位置の乱れなどがおもな原因である.[別用語参照]温度散乱

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

アルコール依存症

飲酒によって一時的に、不安や緊張感、気分の落ち込みなどが緩和されるが、次第に飲まずにはいられない精神状態になり、同じような酔いを得るための飲酒量が増大していく(耐性)。身に付いてしまった大量頻繁な飲酒...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android