A.ゴルツ(その他表記)André Gorz

20世紀西洋人名事典 「A.ゴルツ」の解説

A. ゴルツ
André Gorz


1923 -
フランスの実存主義的マルクス主義理論家,作家,ジャーナリスト
オーストリア出身。
別名ミシェル・ボスケ。
実存主義哲学の影響を受け、1958年処女作「裏切り者」を発表し、サルトルに激賞される。同年から「レ・タン・モデルヌ」誌の副編集長となり、「困難な革命」や論文「大学を破壊せよ」を発表し新左翼陣営から支持される。一方筆名ミシェル・ボスケで「ル・ヌーベル・オプセルバトゥール」誌で評論活動を行い、発達した資本主義国家での社会主義革命の問題を追求する。フランス新左翼知識人の代表者の一人である。著書に「道徳の基礎」(’77年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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