20世紀西洋人名事典 「A.サアーダ」の解説
A. サアーダ
Antūn Sa‘āda
1912 - 1949
レバノンの政治家。
ブラジル生まれ。
1921年ブラジルへ渡り、’30年レバノンに戻り、ベイルート・アメリカ大学でドイツ語を教える。’32年宗教と国家を分離したシリア民族主義党を結成するが、フランス政府によって弾圧され、’36年ブラジルへ亡命する。’47年独立後レバノンに戻るが、ファランジスト党と対立し、政治活動を弾圧されシリアに逃れるが、官憲によりレバノンに送還され処刑される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報