20世紀西洋人名事典 「A.フージュロン」の解説
A. フージュロン
André Fougeron
1913.(1912.説あり) -
フランスの画家,版画家。
パリ生まれ。
15歳でサロン・デ・ザンデパンダン展に出品。第二次世界大戦中、レジスタンス運動に参加し、共産党に入党。1942年サロン・ドートンヌ会友となる。キュビスム、フォービスムの影響を受け、個性の強い作品を制作したが、戦後は抒情的な傾向を見せた写実派に転向。フランス社会主義リアリズムの代表的存在で、主な作品には「ウーリェの死」(’49年)、「カーシャン頌」(’51年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報