個性(読み)コセイ

デジタル大辞泉 「個性」の意味・読み・例文・類語

こ‐せい【個性】

個人または個体・個物に備わった、そのもの特有の性質個人性パーソナリティー。「個性尊重」「仕事に個性を生かす」「個性が強い打撃フォーム」
[類語]パーソナリティー特質特性性格性質性向性情気質たちしょう性分しょうぶん気性きしょう気立て人柄心柄こころがら心根こころね心性しんせい品性資性資質人格キャラクター

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精選版 日本国語大辞典 「個性」の意味・読み・例文・類語

こ‐せい【個性】

  1. 〘 名詞 〙 個々の人または個々の事物に備わっていて、他から区別させている固有の性質。パーソナリティー。個人性。
    1. [初出の実例]「先生は到底融化し難い個性を備へて」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「個性」の意味・わかりやすい解説

個性
こせい
individuality 英語
Individualität ドイツ語
individualité フランス語

個性とは、それ以上に分割されることのできない、あるまとまりをもった全体であり、ある個体に備わる独自の本性である。と同時に、それによって、ある個体が他の個体からはっきりと区別されるようなものである。人間に関していわれる場合、個性と人格という二つのことばはほとんど同義に用いられる。しかし、人格は他の個人から区別される、その人固有の本性に関していわれる場合もあれば、各個人に共通な構造に着目していわれる場合もある。これに反し、個性というのはあくまで、その人をその人たらしめる独自の本性である。

[伊藤勝彦]

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普及版 字通 「個性」の読み・字形・画数・意味

【個性】こせい

個我の性。

字通「個」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の個性の言及

【個人主義】より

…このように個人主義は価値概念であるが,すべての価値概念がそうであるように,認知的側面も併せもっている。個人主義においては,それは,個人が理性的存在である,もしくは個性的存在である,という認知である。そこでジンメルは,理性という普遍的な性能の保持者としての個人を尊重する量的個人主義と,ひとりひとりの個人がになっているかけがえのない個性を尊重する質的個人主義という,二つの類型を構成した。…

※「個性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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