A.ロンニョン(その他表記)Auguste Longnon

20世紀西洋人名事典 「A.ロンニョン」の解説

A. ロンニョン
Auguste Longnon


1844 - 1911
古文書学者。
元・コレージュ・ド・フランス教授。
シャンパーニュ地方出身。
フランス歴史地理学を独学で学び、1869年帝国古文書保存所にはいる。1875年パリ、イール・ド・フランス歴史協会を設立。1892年コレージュ・ド・フランス歴史地理学教授就任。早くから中世文学に興味をもち、ヴィヨンの形見受領者に関する古文書の発見など、多くの重要な古文書を発見し、ヴィヨン研究に画期的な方向を与えた。又出身地シャンパーニュ地方に関して優れた業績を残した。著書「フランソワ・ヴィヨンと形見受領者」(1874年)、「マルヌ県地名辞典」(1891年)、「フランスの地名」(1929年)等。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android