20世紀西洋人名事典 「A.F.クルナン」の解説
A.F. クルナン
André Frederic Cournand
1895.9.24 - 1988.1.19
米国の医学者。
元・コロンビア大学教授。
パリ生まれ。
医者の息子として生まれ、1925年パリ病院で臨床医を務めた後、’30年医学博士となる。同年、渡米し、コロンビア大学ベレビュー病院に勤務。’41年帰化。’42年同大学助教授を経て、’51〜64年同大学教授を務める。この間、D.W.リチャーズと共同研究を続け、フォルクスマンの心臓カテーテル法を世界で初めて人体に応用し、さらに、カテーテル法を用いて心臓病の診断に効果をあげる。これらの業績によって、’56年W.フォルスマン、D.W.リチャーズの3人で共同受賞。また、米国内の生理学会をはじめ内科医協会、胸部外科学会などの会員を務めたほか、’58年以来国立アカデミー会員でもある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報