大学事典 「ABEST21」の解説
ABEST21
エーベストにじゅういち
ABEST21(エーベスト21)は,先端的情報通信技術を駆使して学生および教員の国際交流に基づくマネジメント教育を展開する「グローバル・クラスルーム国際会議」(1994年発足)を源流としており,大学間連携協定に基づく「グローバル・ナレッジ・ネットワーク機構」(2002年)への改組を経て,2005年にグローバル化時代におけるマネジメント教育の質向上を目指す会員制組織として設立された。2016年現在,日本,中国,インドネシア,マレーシア,タイ,アメリカ合衆国をはじめとする18ヵ国74大学および組織・個人会員等から構成されている。ABEST21は文部科学省が定める専門職大学院の分野別認証評価機関の一つであり,2007年より経営分野,2011年より知的財産分野の第三者評価機関として認証評価を行っている。「教育プログラムの教育特徴を伸長する視点からの評価」「グローバルな視点からの評価」「国際的なPeer Review Teamによる評価」「教育の質維持向上を推進する視点からの評価」を認証評価の視点として掲げ,その対象も国内機関に留まらない。国際的な認証評価委員会および専門審査委員会のもとに,2016年現在,中国(1),インドネシア(11),日本(10),マレーシア(7),ロシア(1),シンガポール(1),タイ(2)の33プログラムを認証している。
著者: 深堀聰子
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報