ALCM(読み)エーエルシーエム(その他表記)air-launched cruise missile

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ALCM」の意味・わかりやすい解説

ALCM
エーエルシーエム
air-launched cruise missile

空中発射巡航ミサイル。小型ターボジェット・エンジンを搭載した有翼ミサイル。母機から発射後,地形照合誘導 TERCOMと呼ばれる,飛行コースの標高をデジタルマップ化した装置によって,コースを修正しながら目標地点まで飛行,最後はミサイルの TVカメラで目標を確認して突入する。速度は音速以下だが,地上 50mという低空を飛行するため相手のレーダに捕捉されにくいという利点がある。湾岸戦争で初めて使用された。B-52爆撃機,B-1B爆撃機に搭載。アメリカ軍の AGM-86Bミサイルが代表的で,主要目は,全長 6.3m,胴体直径 0.69m,重量 1458kg,最高時速 885km,航続距離 2500km。核弾頭も搭載可能。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む