ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ASLO法」の意味・わかりやすい解説 ASLO法アスロほう 抗ストレプトリジンO (antistreptolysin-O)値の測定法。A群レンサ球菌,特に化膿レンサ球菌に感染すると,患者の血清中に,ストレプトリジンOに対する抗体 (抗ストレプトリジンO) が増加するので,この抗体の増加を知ることによって感染を推定することができる。この抗体は健康人でもいくらかは血清中に出現するので,判定は,急性期と回復期血清の単位で2倍以上の差があるとき,1回の検査では 250単位以上であったとき,レンサ球菌感染症が疑われる。リウマチ熱,急性腎炎,結節性紅斑,猩紅熱などで,病原菌を推定する一手段として用いられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by