化学辞典 第2版 「CYP」の解説
CYP
シーワイーピー
シトクロムP450の略号.ヘムタンパク質であるシトクロムの一種で,さまざまな内在物質および外来異物の酸化反応を触媒する酵素.解毒に中心的役割を果たしている.450 nm 付近に吸収極大を有する色素(pigment)タンパク質として発見され,P450といわれてきたが,ヒトでは40以上の分子種からなるスーパーファミリーを形成することがわかり,CYP(cytochrome + P450)の後に番号をつけて区別している.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報