CYP(読み)シーワイーピー(その他表記)Cyp

化学辞典 第2版 「CYP」の解説

CYP
シーワイーピー

シトクロムP450の略号.ヘムタンパク質であるシトクロム一種で,さまざまな内在物質および外来異物の酸化反応を触媒する酵素解毒に中心的役割を果たしている.450 nm 付近に吸収極大を有する色素(pigment)タンパク質として発見され,P450といわれてきたが,ヒトでは40以上の分子種からなるスーパーファミリーを形成することがわかり,CYP(cytochrome + P450)の後に番号をつけて区別している.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

内科学 第10版 「CYP」の解説

CYP

cytochrome P450 ,チトクロームP450

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のCYPの言及

【パフィオペディルム】より

…また,アメリカ熱帯には近縁で子房が3室のフラグモペディルム属Phragmopedilumが分布する。これらの諸属は以前,アツモリソウCypripediumにまとめられていたので,園芸界では今でも略してシップCypとも呼ばれる。しかし,現在では東南アジア熱帯産の常緑で子房が1室のものは,パフィオペディルム属として分離されている。…

※「CYP」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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