20世紀西洋人名事典 「D.リンデン・ベル」の解説
D. リンデン・ベル
Donald Lynden-Bell
1935.4.5 -
英国の天体物理学者。
ケンブリッジ大学天体物理学教授,天文学研究所所長。
ケンブリッジ大学クレア・カレッジを卒業し、1960年Ph.D.を終え、連合基金のハークネス・フェローに選ばれ、カリフォルニア工科大学に行く。2年後ケンブリッジに戻り、応用数学の補佐講師を経て、クレア・カレッジの数学研究フェローと研究主任を兼任し、’72年天体物理学教授と天文学研究所所長を務める。銀河の構造と力学に興味を持ち、銀河の中心に様々な質量のブラックホールが存在することを仮定し、銀河の活動の中心としてブラックホールが存在することで銀河の中心から放射されている赤外線エネルギーを説明する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報