e‐エアポート(読み)Eえあぽーと/いーえあぽーと/eえあぽーと(英語表記)e‐airport

知恵蔵 「e‐エアポート」の解説

e‐エアポート

IT(情報技術)を活用し、空港利用者の利便性を向上させ、外国人観光客誘致につなげようという試み。国土交通省などが2002年11月に本格始動させた。(1)チェックイン手続きの際に目の虹彩などを自動的に照合して本人かどうか確認するバイオメトリクス認証技術の活用(e‐チェックイン)、(2)空港で両替をしなくても、1枚のICカードで外国の交通機関などを利用できる公共交通ICカード、(3)スーツケース荷札(タグ)に持ち主の情報や搭乗予定の便の情報などを書き込んだ非接触型ICチップを取り付けることで、手荷物カウンターに並ぶ手間を省いたり手荷物の紛失を減らしたりする(e‐タグ)、などが主な内容。

(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android