20世紀西洋人名事典 「E.ベルンシュタイン」の解説
E. ベルンシュタイン
Eduard Bernstein
1850.1.6 - 1932.12.18
ドイツの政治家,文筆家。
元・国会議員。
ベルリン生まれ。
ユダヤ人の子として生まれ、1872年社会民主労働党に入党。その後スイスに亡命し、マルクス主義理論を学ぶ。その後マルクス主義の修正を唱え、1899年労働者窮乏化論や労働価値説を批判する「社会主義の諸前提と社会民主主義の任務」を発表し党内に修正主義論争を引き起こした。1901年特赦を受け帰国。’02年当選以来、何期も国会議員と務めた。第一次大戦中は独立社会民主党に参加した他、旺盛な文筆活動を行う。他の著書に「議会主義と社会民主主義」(’06年)、「ベルリン労働運動史」3巻(’07年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報