20世紀西洋人名事典 「E.M.バイヤン」の解説
E.M. バイヤン
Édouard Marie Vaillant
1840 - 1915
フランスの社会主義者。
元・教育担当相,元・下院議員。
第1インターナショナルに加盟し、フランス第2帝政崩壊の前後のパリの革命運動で活躍。1871年コミューン議員となり、教育担当相を務める。コミューン崩壊後はロンドンに亡命、ブランキ派と親交を結び、1880年恩赦で帰国後は同派の指導者となる。パリ市会議員を経て、1893年パリ第20区から下院議員に選出、生涯その地位にあった。この間、終始社会主義者の取りまとめ役を務め、1905年に統一社会党成立後はジョレスとともに同党の代表的指導者となる。また、労働総同盟結成に尽力したことから、総同盟の父と呼ばれた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報