20世紀西洋人名事典 「E.N.セタラ」の解説
E.N. セタラ
Eemil Nestor Setälä
1864 - 1935
フィンランドの言語学者。
元・外務相,元・ヘルシンキ大学教授。
1893〜1929年ヘルシンキ大学フィンランド語・文学教授を務め、有能な弟子を育成し、ウラル語族系諸語の研究を分担させ、フィンランドにおけるウラル語学の基礎を築いた。その著書「フィンランド語文法」の音声、形態論、統語論は現在でも重要な価値がある。研究機関誌「フィン・ウゴル研究」(1901〜)を創刊したほか、「フィンランド語源辞典」の編集にも携わった。また、この間文部大臣、外務大臣も務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報