ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「EC市場統合」の意味・わかりやすい解説 EC市場統合イーシーしじょうとうごう 1957年に調印されたローマ条約では,73年までに統一市場の完成を目指しており,68年には関税同盟を発足させたが,市場統合は進展しなかった。 70年代中頃から低成長,インフレ,失業増大によりユーロ・ペシミズムが蔓延,そこからの脱出策として市場統合が再度位置づけられ,87年7月に発効した単一ヨーロッパ議定書以来,人・もの・サービス・資本移動の完全自由を目標に 282項目の統合措置が出され,93年1月1日から世界最大の統一市場が誕生した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by