EPWING(読み)イーピーウィング

デジタル大辞泉 「EPWING」の意味・読み・例文・類語

イーピーウィング【EPWING】[electronic publishing WING]

electronic publishing WING》電子出版物の規格の一。検索主体とする電子辞書などで利用される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「EPWING」の解説

EPWING

電子出版物の共通規格のひとつ。EPWINGは富士通中心になってまとめた規格で、ソニーの電子ブック(EB)規格に対抗するもの。EBが8cmCDを用いるのに対し、EPWINGは12cmCDを用いるが、基本的な構成両者で共通のため、同一の閲覧ソフトで利用できる場合が多い。EPWINGにはV1.0、V2.0、V3.0、V2.0STの4バージョンがある。V1.0では基本検索機能と、モノクロ図版、非圧縮音声(CD-DA)の再生ができ、V2.0はV1.0にカラー図版と圧縮音声(ADPCM)の再生機能を加えたものである。V3.0ではV2.0の機能に加えて、MPEG-1の動画を再生でき、V2.0STはカラー画像の表示と音声の連続再生をサポートする。

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IT用語がわかる辞典 「EPWING」の解説

イーピーウィング【EPWING】

電子出版物の規格のひとつ。昭和63年(1988)、富士通が中心となって制定。検索を主体とする電子辞書などで採用されている。◇「Electric Publishing-WING」から。

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