20世紀西洋人名事典 「G.リペール」の解説
G. リペール
Georges Ripert
1880.4.22 - 1958
フランスの法学者。
元・ビシー政府文相,元・パリ大学教授。
ブーシェ・デュ・ローヌ県(ラ・シオタ説もあり)生まれ。
エクス・アン・プロバンス大学卒業後、1906〜18年同大学法学部教授を経て、’18〜45年にはパリ大学で法学部教授を務め、民法、商法の講座を担当する。この間、第二次世界大戦中の’40年にはビシー政府において文部大臣を務める。民商法、海法の権威として知られ、プラニオル教授とともに「民法体系」(’25〜34年、全14巻)の監修を手がける。著書は他に「海法」(’19年)、三部作「民事債権債務関係における道徳原則」(’25年)、「民主制と現代民法」(’35年)、「現代資本主義の法的諸局面」(’47年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報