精選版 日本国語大辞典 「ビシー政府」の意味・読み・例文・類語 ビシー‐せいふ【ビシー政府】 第二次世界大戦中の一九四〇年、ビシーを首都に成立したフランスの親独政府。フランスの対独降伏(コンピエーニュの休戦)の結果成立、国家主席はペタン元帥。ナチス‐ドイツに全面的に協力したが、一九四四年八月、連合軍のフランス進攻により解体、消滅。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビシー政府」の意味・わかりやすい解説 ビシー政府ビシーせいふGouvernement de Vichy 1940年6月 22日成立した独仏休戦協定に基づき,40年7月~44年8月政府所在地をビシー,国家主席を P.ペタンとし,敗戦フランスの南半分に管轄権をもったフランスの政権。ドイツ占領軍の監視下にあった半主権国家で,ペタンに全権を委任,議会機能は停止され,「国民革命」の名のもとに政治が行われた。事実上は 44年8月 C.ドゴール臨時政府のフランス全土覇権掌握,法的には 45年 10月 21日の国民投票によって終止符が打たれた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報