G.ル・ロア(その他表記)Gabriel-Victor-Eugéne Le Roy

20世紀西洋人名事典 「G.ル・ロア」の解説

G. ル・ロア
Gabriel-Victor-Eugéne Le Roy


1836 - 1907
フランスの小説家。
アフリカで従軍後、1860年郷里であるドルドーニュ県のモンチニャックの税務官を務める。その傍ら郷土史の考証学的研究を行い、19世紀初頭のペリゴール地方の貧しい田舎者を自叙伝的に著した「革命中のモンチニャックの民衆社会」(1888年)をはじめとする3編の郷土史を発表。作風は地方特有の土地の香りと味を持つ。他の著書に、「フローの風車小屋」(1895年)、中編小説「ニセットとミルー」(1901年)、「石の国」(’06年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android