G20と反保護主義

共同通信ニュース用語解説 「G20と反保護主義」の解説

G20と反保護主義

20カ国・地域(G20)はリーマン・ショックの起きた2008年に始めた首脳会議で、保護主義への対抗姿勢を鮮明にしてきた。自国産業を守るための関税引き上げなどで貿易が縮小すると、世界経済の悪化が増幅するとの危機感があった。だがトランプ米政権誕生後の17年の首脳宣言は「保護主義との闘いを続ける」としつつ、不公正貿易への対抗措置を明記。G20財務相・中央銀行総裁会議は18年の共同声明で従来合意を再確認するとの表現にとどめ、18年12月の首脳宣言では反保護主義文言がなくなった。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android