百科事典マイペディア 「GKデザイングループ」の意味・わかりやすい解説 GKデザイングループ【ジーケーデザイングループ】 インダストリアル・デザイン会社。1953年東京で設立。東京芸術大で教鞭を執っていた小池岩太郎を中心に,学生だった栄久庵憲司,岩崎信治,柴田献一,伊東治次で結成される。GKとは〈Group Koike(グループ・コイケ)〉の略。のちに小池岩太郎はGKの活動から身を引くが,栄久庵が中心となり世界でも数少ない総合的なデザイン・グループとして成長する。1957年会社組織に移行し,GKインダストリアル研究所となる。発足時から続くヤマハの楽器,家具,オートバイ,オーディオの仕事や,丸石自転車,ロングセラー商品として戦後日本デザインの傑作の一つに挙げられるキッコーマンの醤油瓶(1960年),大阪万博(1970年)の環境デザインなどを手がける。1980年代より分社化を進め,製品デザインの企画デザインを行うGK,環境デザイン等を行うGK設計,オートバイやスポーツ・レジャー製品等のデザインなどを扱うGKダイナミクス,パッケージ・デザインやCI等を行うGKグラフィックスなど,数社に分れる。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by