H-Iロケット(読み)エイチワンロケット(その他表記)H-I launch vehicle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「H-Iロケット」の意味・わかりやすい解説

H-Iロケット
エイチワンロケット
H-I launch vehicle

宇宙開発事業団 (→宇宙航空研究開発機構 ) が実用衛星打ち上げ用に開発した日本の主力ロケット。N-I,N-IIロケットの後継機で,重量約 550kgの衛星を高度約3万 5900kmの静止軌道に投入する能力をもつ。全長約 40mの3段式使い捨て型ロケットで,1段,2段に液体燃料ロケット,3段には固体燃料ロケットを使用している。 1975年に開発に着手し,1986年の2段式試験機の成功以来,1992年地球観測衛星「ふよう」までの9機すべての打ち上げに成功した。 1993年からは重量 2t級の静止衛星打ち上げ能力をもつH-IIロケットに引き継がれた。

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