HMD(読み)エッチエムディー(その他表記)HMD

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「HMD」の意味・わかりやすい解説

HMD
エイチエムディー

スキーゴーグルのように顔面に装着するディスプレイhead mounted display略称めがねのレンズ部分に小型の液晶CRTが取り付けられ,左右それぞれの眼に映像を映し出すことで立体視を可能にしている。ウェアラブル・コンピュータバーチャル・リアリティ (仮想現実) の基本となるハードウェアで,装着した人間の頭の動きを HMD内のジャイロなどで検出し,動きに合わせてコンピュータが映像を制御し現実感を増すタイプもある。宇宙空間,原子炉内部などの特殊な環境のシミュレーション訓練,コンピュータ・ゲームなどに応用されている。

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世界大百科事典(旧版)内のHMDの言及

【仮想現実】より

…具体的にはたとえば以下のような例を挙げることができる。ユーザーがHMD(Head Mounted Display)と呼ばれるゴーグル状のディスプレーを被ると,まわり360度に立体の映像空間が表示され,あたかもその空間に入り込んだように感ずる。また,データグローブと呼ばれる手袋状のデバイスをはめることによって,手指の運動を計算機に伝えることができ,映像で表現された仮想物体を持ち上げたり投げたりすることができるのである。…

※「HMD」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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