IMFポジション(読み)アイエムエフポジション(その他表記)IMF position

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「IMFポジション」の意味・わかりやすい解説

IMFポジション
アイエムエフポジション
IMF position

国際通貨基金 IMF加盟国が IMFから無条件資金を引出せる限度額。加盟国のリザーブ・トランシェの額から,ギャブ協定 GABや特定融資制度などによる借入れ額を差引いた額をさし,当然この額が正でなければ引出すことはできない。 IMFの統計では,外国為替などと並び各国の対外準備資産の一部を構成する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のIMFポジションの言及

【外貨準備】より

…SDRは,IMFの一般勘定とは別に設けられた特別勘定から各国が出資の裏付けなしに引き出すことのできる国際的準備資産である。また,IMFの準備ポジション(IMFポジションあるいはリザーブ・ポジションともいう)とは,加盟国が国際収支上の必要がある場合に無条件で一般勘定から引き出せる出資額の部分をいう。日本では,外貨準備の約8割を占める外貨の管理は,外国為替資金特別会計(略称,外為会計)を通じてなされ,その実務は日本銀行が行っている。…

※「IMFポジション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む