20世紀西洋人名事典 「J.ナーラーヤン」の解説
J. ナーラーヤン
Jayaprakāsh Nārāyan
1902.10.11 - 1979.10.8
インドの政治家,社会運動家。
元・会議派社会党書記長。
ビーハル生まれ。
1922年奨学金を得て渡米し、オハイオ大学で修士号を取得。その間にマルクス主義を学び、国民会議派内左派グループに加わって、’34年の会議派社会党の結成にも参加した。’40年には戦争協力反対を表明して逮捕されたが、独立後’52年には人民社会党を結成。批判的であったガンディー主義に接近し、ブーダーン運動などの社会運動に取り組み政治から離れていたが、’74年にインディラ・ガンディー首相の強権的政治に反対して、翌年逮捕された。翌年の総選挙ではジャナタ党を結成し、初の非会議派中央政権の成立を助けた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報