20世紀西洋人名事典 「J.マッコーレー」の解説
J. マッコーレー
James McAuley
1917 - 1976
オーストラリアの詩人,評論家。
元・タスマニア大学英文科教授。
シドニー生まれ。
各種の教職の後、1961年タスマニア大学英文科教授を務める。一方、’55年から文芸季刊誌「カドラント」の編集に携わる。’46年「アルデバラン星の下で」で戦後の知性派叙情詩人として注目されるが、「詩集一九三六〜七〇年」(’71年)から「それ自身の世界」(’77年)の詩集により西欧形而上学の伝統を継承する象徴詩人とみなされる。評論も「近代性の終末」(’59年)など広い学識を示す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報