20世紀西洋人名事典 「J.ライニス」の解説
J. ライニス
Jānis Rainis
1865 - 1929
ラトビアの詩人,社会運動家。
本名プリエクシャーンス。
ペテルブルグ大学法学部で学び、哲学、歴史、フォークロアを研究、作家としての素地を培う。帝政ロシアからのラトビア独立運動に参加、日刊紙「ディエナス・リエパ」を編集。1897年官憲に逮捕され、獄中で、ゲーテの「ファウスト」のラトビア語訳を完成。1905年脱獄し、スイスに亡命。ラトビア独立後帰国。その後、国会議員、国立劇場支配人、文部大臣を歴任。死後1940年ソ連、ラトビア共和国人民詩人の称号を受ける。代表作に、革命の詩「アベ・スオル!」、史劇「火と夜」、詩劇「風よ吹け」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報