20世紀西洋人名事典 「J.H.ブーケ」の解説
J.H. ブーケ
Julius Herman Boeke
1884 - 1956
オランダのインドネシア経済研究家。
元・ライデン大学教授。
ウォルメルフェール生まれ。
アムステルダム大学卒業後、1910年ライデン大学で学位を取得し、インドネシアに渡る。教育局等を経て、’24〜28年バタビア法律学校(現インドネシア大学法学部)で経済学を教える。’29年にはライデン大学に熱帯植民地経済学講座が新設され、教授に迎えられる。第二次世界大戦中、大学は閉鎖されたが、戦後復帰して’54年まで教授の地位にあった。「二重経済」論を提唱したことで知られ、主著は「二重社会の経済学と経済政策」(’53年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報