L-ビオプテリン(読み)ビオプテリン

化学辞典 第2版 「L-ビオプテリン」の解説

L-ビオプテリン
ビオプテリン
L-biopterin

L-erythro-biopterin.C9H11N5O3(237.22).最初,ヒトの尿から単離されたが,微生物昆虫藻類両生類の皮膚,ロイヤルゼリーなど自然界に広く分布している.L-エリスロ体は淡黄色の微結晶.分解点250~280 ℃.-50°(0.1 mol dm-3 塩酸).λmax 267,423 nm(ε 16.1×103,10.3×103,pH 5).pKa1 2.23,pKa2 7.89.酸,アルカリに易溶,水に微溶,有機溶媒に不溶.原虫Crithidia fasciculataの生育促進作用がある.[CAS 22150-76-1]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android